あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

両極の一方

対照的な存在が好きで、歌でもよく詠んでいる。両極を眺め、相違点を味わう過程が心地よい。歌における自らの探究を考えるときも同様である。一方は古歌、もう一方は現代に向かった歌であり、両極を見る。 美の観点から、古歌における追及は焦点が定まったと…

俳句の世界

『日本文学史』を知って以来、著者の書籍は可能な限り購入した。そのうち、最も愛読している一冊が『俳句の世界』である。アマゾン書評欄でも言及されているように、「俳句史はこの一冊で十分と絶賛された不朽の書」の謳い文句に偽りはない。深さ、面白さ、…

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