あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

心と詞

藤原定家らが行った自然の持つ複雑微妙な実相をとらえる詠について振り返る。 「そのような内容は、いわゆる『心』として独自に存在できるものでなく、かならず『詞』に即して存在するわけだから、二元的に考えることができない。『詞』を離れた『心』は無い…

俳句べからず集

『俳句』は、俳句「べからず集」。形容詞・副詞を取り除き、名詞と動詞で詠む句を良しとする。秀句として飯田蛇笏の「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」を挙げる。 観念的なこちら側の言葉(抽象名詞、抽象動詞)ではなく、具体的なあちら側の言葉(具象名詞、…

上の句

ときどき、上の句が俳句として成り立っているのではないかと思われる歌を詠んでいる。575 ですでに完結しているので、77 を創造しにくい。不要っぽい下の句が付くので、歌として駄作に入るのだろうな、と。これまでの作品から並べ、鑑賞してみたい。いつか星…

utakataなどその3

うたかたにて 247 首。それ以前のうたよみん 165 首を加えるとウェブ上の約3か月で計 412 首。両サイト間にて推敲し投稿しなおした歌を差し引いて約 400 首。千首詠まであと 600 首。古の歌人たちはどのような気持ちで多詠をしていたのだろう。「呟けば短歌…

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