あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

utakataなどその3

 うたかたにて 247 首。それ以前のうたよみん 165 首を加えるとウェブ上の約3か月で計 412 首。両サイト間にて推敲し投稿しなおした歌を差し引いて約 400 首。千首詠まであと 600 首。古の歌人たちはどのような気持ちで多詠をしていたのだろう。「呟けば短歌」。

 見返してみて、やはり玉石混淆。連作は亡羊の嘆。大和言葉だけで終わらせたいが、印象が薄くなるので結局唐言葉を混ぜ、がたがたした感じの、自分が常に避けたいと意識している流れとなる。唐言葉を使わず、もっと全体を薄めると主眼の大和言葉も生きるのだろうが、たぶん現代の日本語からは何も見えない。加えて視点が平凡。予定調和の歌ばかり続く。これは読書不足の証。

 いずれにしても、連作の迷いは明らかだ。澄んだ心で地文を置く。

©akehonomurasaki