あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

枕草子から

 歌は最期まで詠み続けるわけだが、その間の究極の目的は、清少納言曰く「書(ふみ)は文集。文選。新賦。史記。五帝本紀。願文。表。博士の申文。」(枕草子)に従い、文集、文選…を学びたい。清少納言を読み解くには、ここから読まなければ…と思ったことが理由である。

 とんでもない孤高の峰を目指すわけで、最初にやるべきこととして漢文の参考書等を読み返している。無理っぽい雰囲気も漂うが、とりあえず、白氏文集は和歌との関連箇所から紐解いて、ぼちぼち、と。できるところまで。初めの一歩としてまずは『和漢朗詠集』を教科書として。

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