あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

SNSの時代

 SNSアレルギーの自分が、SNSのおかげで前に進む、という皮肉。晒す行為を嫌悪する一方で、晒す行為のおかげで出会いがある。この時代の潮流に乗る。

 日本美(あるいは真善美)の追究、古典の呼吸の日常化、一人称文学としての短歌の在り方とそれによるストーリー性を重視する連作への疑問など、自分の抱く感懐と素晴らしく合致する人人の存在を知り、SNS時代ならではのめぐり逢いになると予感する。まだ一歩は踏み出せないが。力量不足は、読書、古歌鑑賞、詠歌を続けることで補いたい…という日々。

©akehonomurasaki