あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

2018-06-17から1日間の記事一覧

三十一文字の詩

短歌投稿サイト「うたよみん」のおかげで、歌が身近になった。詠めば詠むほど三十一文字があふれ出てくる。当然、玉石混淆。それでも 7 月分詠草に数種類の連作が生まれ、どの 7 首を送ろうか迷ってしまうほどだ。かつて、一度にこれほど大量の歌を詠んだこ…

社会詠と自然詠、そして偽善詠

社会詠と自然詠―。そのイメージはわたしにとり、漢詩と和歌の延長線上にある。大陸に生まれた漢詩の伝統は古くから人の志を表したものであり、権力に対し民衆の声を上げる懇願でもあった。一方、島国の日本において和歌は人の心を表したものとして存在し、自…

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