あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

来し方とつながる

 『論文を読む理由 - いつか博士になる人へ』を読み、漫画の4コマ目が胸に響いた。自分にとり「つながる」とはこういうことなのだ。別に博士になるわけではないけれど、知識の探究とはこの悦びよね、魂の震えるつながりが一つあればいいよね、と。

 これは和歌に置き換えても言えるだろう。来し方とつながる心地よさみたいなもの。今の自分は過去のおかげで存在できるわけで、ことのはの系譜を辿ることは自分につながっている生き方を確かめることでもある。

 上記ブログのおしまいに紹介されていた書籍の引用も良かったな。はてなに居るとときどきこういう文章に出会えるので元気がもらえる。

©akehonomurasaki