あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

言語の形態的類型

 言語の形態的類型を、大辞林から4つ示す。

  • 膠着語=言語の形態的類型による分類の一。実質的な意味をもつ単語あるいは語幹に、文法的な機能を持つ要素が次々と結合することによって、文中における文法的な役割や関係の差異を示す言語。朝鮮語、トルコ語、日本語、フィンランド語など。漆着語。粘着語。付着語。
  • 孤立語=言語の形態的類型による分類の一。単語が文中で使われる時、屈折や膠着の手続きなしに用いられる語。文法的な機能は配列の順序によって決まる。中国語、タイ語の類。
  • 屈折語=言語の形態的類型による分類の一。語の文中における文法的な役割や関係の差異を、語形の一部を変えて示す言語。主として語尾変化として現れる。インド‐ヨーロッパ語族やセム語族の言語の多くがこれに属する。

 ここまでは、現代日本語で和語、漢語、英語あるいはカタカナ語として言及している種類の言語。

  • 抱合語=言語の形態的類型による分類の一。文を構成するすべての要素が、動詞を中心にその前後に結合して、あたかも全体で一語のようなまとまりを示す語。アラスカ先住民語、アメリカ先住民諸語、アイヌ語などがその例。集合語。
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