あけほのむらさき

花も鳥もこころの旅にいく昔いくうつりして春はあけほの

京極派をピアノ曲にしたら

 これは絶対に京極派を音にしたイメージ。冒頭の Scintillation は「きらめき」。拝聴して瞬時に静謐なピアノの音色に引き込まれた。作曲家・高松克志氏の創作の根底には月、海、星のイメージが置かれているという。

  • Scintillation
  • A Piece for Piano "Ocean"(ピアノのための小品「海」)
  • A Piece for Piano "Moon"(ピアノのための小品「月」)
  • Snowflakes
  • Sorrow(憂い)

 以上5曲。和の音階も置かれ、どことなくほのかに寂しさを醸す。光、風、さざ波…静かな空気の揺らぎが夢を見ているように伝わってくる。全17分。日本画家、斎藤和氏のツイートにより知った。

 聴いていると、心が透明になってゆく。

@saitoukazu  

Scintillation by Katsushi Takamatsu

©akehonomurasaki